2011/06/22

歴史

$私は書きたい

孫文のお孫さんという方に昨晩会いました。

宮川東一さんという方で、昭和3年生まれ、鎌倉にお住まいの元経営コンサルタントです。
孫文は日本に亡命中、横浜市で、貿易商の大月素堂氏と同居していまいた。孫文は大月氏の娘の華さんと恋愛に落ち、明治35年に結婚式を挙げました。2人の間には宮川さんの母にあたる富美子さんが生まれました。この命名は孫文の「文(ふみ)」にちなんだそうです。
その後、孫文は革命活動のため日本を離れ、華さんは日本に残されて生涯を閉じました。
この事実はしばらく伏されていましたが、1980年代に日本の大学教授の調査でほぼ間違いないことが明らかになり、日本の大手メディアも「孫文に日本人の遺児が見つかった」とこぞって報じました。
その後、中国、台湾とも宮川さんや富美子さんを孫文ゆかりの地への訪問に招待しており、
宮川さんは「孫文の孫と娘」(商業界)という本も出されています。
孫文は革命の情熱だけでなく、女性への情熱にもあふれた人でした。
まさに「英雄好色」ですね。世界中に子孫を残しています。
宮川さんへの取材内容を含めた記事を来月、「東京人」という雑誌で発表する予定です。

今年は辛亥革命100周年の年です。
辛亥革命は1911年10月10日、武昌起義と呼ばれる武装蜂起から始まり、
1912年に清朝が倒れ、中華民国政府が誕生しました。
中国、台湾、日本で、辛亥革命にかんするさまざまなイベントがあります。
私もこのテーマにとても関心があるので、
このブログでの時々、辛亥革命100年に関するお話をしていきたいと思います。

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