恵比寿で打ち合わせのあと、ガーデンプレイスにある東京都写真美術館でやっている岡村昭彦の写真展を見に行った。

岡村昭彦は「南ベトナム従軍記」で知られる戦争報道の先駆けとも言える人。実際、ベトナム以外でどんなことをしていたのかあまり知らなかったので、その後もアフリカのビアフラ、アイルランド、中南米などでたくさん良い仕事をして、ホスピスや環境問題にも取り組んでいた。

岡村昭彦が使っていたライカM4とニコンのFが展示。ノートの取り方が異常なほど細かく、大変参考になった。展示されている写真の数が半端ではなく、岡村昭彦の決定版というような展示だった。言われているように写真がお世辞にも上手くなく、ピンぼけや構図ミスもたくさん。それでも現場にいれば、ジャーナリストはいい仕事ができるという証明だ。いまの自分は現場になかなか行くことができず、コラムやエッセイをたくさん書いているが、これはアームチェアジャーナリズムでまだまだ自分には早い。体がうごくうちは動き回らないと。かなり反省させられました。

岡村昭彦の写真展は今月23日までだそうです。展覧会の詳細はここ。ちなみに、その後は写真美術館は改修のために2年閉館されると書いてあってびっくりしました。

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