2012/07/04

自転車

「銀輪の巨人」が出版されてから1カ月。
そろそろ新聞や雑誌で書評が出て欲しいな~と思っていたら、
今週の週刊現代(7月14日号)のブックレビューで山崎浩一さんが書いてくださった。

本のなかで言いたかったことを言い当てて下さり、本当に有り難い・・・

「高度なものづくり技術や職人芸が豊かな文化として国民生活に定着しないまま衰退してしまうのだとすれば、それは激安のママチャリで満足している私たち消費者の責任でもあるはずだ」

こんな風に、本に込めたメッセージをくみ取ってくださっている。

幸い、「銀輪の巨人」は好評をいただいて東洋経済では増刷してくれることになった。

新聞記者として新聞に載った記事が読まれるときは、
部数が800万部あっても記者何百分人分の一のものでしかないけど、
本としては読まれるときは「一分の一」の野嶋の作品として読んでもらえる。
うまく書けていないところは自分の責任として批判され、辛辣にコメントもつくけど、
それもまた、自分に向けられたものとして自分で100%受け止めるだけである。
それはやっぱり書き手としては何ものにも代え難い喜びだし、別種の緊張感がある。
だからまた次も次もと書きたくなるんですね。

© 2021 Nojima Tsuyoshi