2012/11/17
朝日新聞の「出前授業」とやらで、今週、成蹊高校に行ってきました。
成蹊高校は幼稚園からある一貫教育の学校。高校も吉祥寺にあります。
吉祥寺駅から行く途中にある銀杏並木がとても良かった。
学生さんたちは、今月末から香港に学習旅行に行くそうで、
香港の企業訪問や香港中文大学の学生と交流するとか。
そのための事前学習ということで朝日新聞に講師派遣を申し込んだそうです。
驚いたのは、25人ほどの参加者のうち、男子は1人だけだったこと。
割とまじめな旅行なので、男子はあまり来たがらないそうです。
ですので、1時間の講義の最初にこう切り出しました。
「君たちはこの時点でもう同級生たちに勝っている」
私自身の体験ですが、18歳のとき、生まれて初めて訪れた海外が、偶然、彼らと同じ香港で、
そのときの香港への強い印象があって、大学在学中の留学先に香港中文大学を選びました。
10代に、そのときは深く考えていないくても、積極的に多くのことを経験することが、
意外にも後になって自分の人生に大きな意味を持ってくる、ということを話しました。
それからは、香港と中国の違い、中国の政治体制、メディアのあり方から香港の美味しいものや楽しいところなどをいろいろ紹介。質問も積極的にしてもらって大変楽しい時間を過ごしました。
あとから届いた生徒さんのアンケートも、A4の紙にびっしり書いてもらい、
教えることってなかなか楽しいな、先生も悪くないな~と思いました。