2013/03/08
ワールドベースボールクラシックで、台湾が予想を覆してあっちの予選を一位で通過して、
こっちの予選で二位だった日本と今晩、対戦することになった。
周囲の台湾人たちが、いろいろうきあしだっていて面白い。
会社で部下の簡くんという若者は、「明日、後楽園に行きますよ。ぼく。でも日本はやっぱり強いでしょ。だけど今回の台湾チームはちょっと違いますよ」と昨晩興奮しながら話していた。
別の台湾人は「日本に勝てないかも知れないけど、一緒に米国には行きたい」とメールしてきた。
あと、昨晩、地下鉄に乗っていたら、「台湾は王健民が先発かな。やべえよ、あのシンカーは打てないよ」と日本の若者が語り合っていた。
なかなか良い具合に盛り上がっていて、嬉しい。
相手が台湾だと、勝ちたいのはそうだけど、負けてもいいって感じがある。
台湾のほうも、きっとそんな気持ちもある。
韓国と戦うことになったら、こういう感じにはならない。もっと重苦しくなって疲れる。
だいたいスポーツはこれぐらいでいいんじゃないかと思う。
負けても悔しいけど、翌日忘れてるみたいな。
一昨日ごはんを一緒に食べた中天電視のキュウさんと話していて、意外だったことがあった。
今回、台湾は、予選の最終戦で韓国に負けたけど、一位通過した。
でも、台湾人にとっては、予選は通過しなくても韓国には勝って欲しかったんだそうだ。
台湾は八回表まで2対0で勝っていたけど、八回裏に韓国に3点取られて試合は負けた。
台湾人たちは、夜中まで、悔しい悔しいとメールやフェイスブックで討論していたんだそうだ。
台湾人はとにかく韓国人が嫌い。いろいろ歴史的な積み重ねもあり、さらに最近は国際スポーツ大会で韓国勢に「ずるをされて負けている」と台湾人が思い込むトラブルも多発し、
韓国にだけは負けたくないという気持ちが募ってるようだ。
そういう意味では、いま東アジアは、あくまでも気分の問題だけど、日本・台湾連合対中国・韓国連合(北も)っていう精神構造になっているところがあるかも知れないなどと考えたりした。