2013/05/21

その他

$私は書きたい

すでに発表されていることだが、
知人の原泰久さんが、手塚治虫文化賞マンガ大賞に選ばれた。

とにかく、中国の歴史ものとしては過去にない世界を切り開いた作品なので、
ぜひとも選ばれるといいなと思っていたが、本当によかった。
原さん、おめでとうございます。

その授賞式が、うちの会社で31日にあるという看板が、
会社の正面玄関に飾られた。31日には取材に行こうと思っている。

この作品のすごいところは、
いままで完全に悪役オンリーだった始皇帝にスポットをあて、
肯定的にその一生を描き出そうとしているところ。
考えてみると、始皇帝はあまりにも過小評価されすぎてきた。
中国の歴史は勝者が作ると言われているが、
始皇帝の後の漢代以降になって始皇帝悪者論が定着してしまったことに原因がある。
しかし、考えてみれば、中国ではじめて全土を統一して、
「中国」という国家を作り上げた始皇帝がどれほど偉大なことを成し遂げたのかについては、
悪者論の影に隠れてあまり注目されてこなかった。
その意味で、このキングダムは若者の成長する過程を描く娯楽作品の面白さだけではなく、
歴史解釈という意味でも新しい視点を提供していると思う。

© 2021 Nojima Tsuyoshi