2013/08/26

食とエンタメ

四川料理といえば辛い料理で、唐辛子を思い浮かべる。
唐辛子は、もともとは四川にはなかった。四川の料理が辛くなったのは明代からだ。
大航海時代に、南米原産の唐辛子がポルトガルなどの欧米人からもたらされた。
このあたりは、日本、そして、朝鮮半島への唐辛子の伝播と同じだ。
中国では、唐辛子は、長江沿いに上流へ上流へと遡ったようだ。
だから、湖北省や湖南省でも唐辛子をよく使う。
四川省はもともと山椒をたくさん使う料理が多かったのだが、
そこに唐辛子が使われるようになり、
唐辛子+山椒の麻婆豆腐が誕生したというわけだ。
だから、湖南省などの料理ではあまり山椒を使わないという印象がある。
四川省では「我々は古代から辛い料理を食べている」と言う人が少なくないが、
事実はそうではない。「蒸し暑いから、唐辛子の食欲増進と発汗作用を好む」という言い方もあるが、寒い朝鮮半島で唐辛子が食べられ、暑い台湾や広東で食べられていないこととは、どうしても整合性が出てこない。結局、人々の好みと偶然の問題ではないのだろうか。

ともかく本場で唐辛子を売っている様子が見たかったので、
通りがかった楽山の野菜市場に足を踏み入れてみた。

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青唐辛子のほうが、赤唐辛子よりもたくさん売っているの驚いた。
聞いてみると、青唐辛子で辛くないものはそのまま料理にも使えるからだそうだ。

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もちろん赤唐辛子も山盛り。ビニール袋ひとふくろ買ってみたが、たったの5元だった。

唐辛子を砕いたものはあちこちで売っていたが、
ボール状のものは初めてみかけた。これは便利そう。

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© 2019 Nojima Tsuyoshi