2014/08/28

中華エンタメ

いま中華圏でいちばん乗っている歌手、蔡健雅(アニタ・チュア)のコンサートを高雄に聞きに行った。高雄では、ガス爆発が起きたばかりで、コンサートの開催そのものが危ぶまれた。
ステージで蔡健雅も「今日、コンサートを止めようかとも考えたし、いろいろな思いがわいてきたけど、今日はできるだけ私の歌をきいて、みんなの気持ちを一瞬でも解放できればと思って今日スター時に立つことにしました」と説明していた。

もともとシンガポール人で、英語名はアニタ・チュアというが、彼女がデビューした2000年ごろ、シンガポールにいたので、一度、インタビューをしたこともあった。当時は英語の歌を主に歌っていた。

驚く事に、蔡健雅は、この10年で、台湾のレコード大賞である金曲奨を三度も受賞している。
そんな彼女も、2005年ごろは、歌手として低迷期にあり、音楽をやめるようと思ったことが何度もあったという。最近三立テレビのインタビューに出ていたが、レコード会社からは「もうあなたの歌にはマーケットがない。你的歌已經沒有市場」とも言われたという。
それでもギター片手に台湾に渡って、中国語での音楽活動にかけることにして今日の成功をつかだ。

彼女の良さは、作詞作曲までこなす歌手の強みを生かして、詞とメロディと歌が、他の人には絶対にまねのできない一つの世界を作り上げていることだ。彼女はいっけんおとなしそうな性格に見えるが、かなりきっと頑固で自分の世界にこだわる人のような気がする。

彼女の歌でいちばん好きなのは「走過的路」
拋物線」。次に好きなのは「空白格」や「當你離開的時候
若你碰到他」などなど。
いずれも名曲などで、ぜひこのMVのリンクでどうぞ聽一下。

コンサートを聴けたのは5年ぶり。大満足。同時代に生まれてよかった。一週間以上たっているのに、頭のなかには、ハスキーなんだけど耳障りではない、優しさと淋しさをあわせ伝えるような歌声が響いている。次のコンサートはいつだろうか。また聴きにいきたい。

© 2019 Nojima Tsuyoshi