2014/11/17

台湾グルメ

3年ほど続けたシリーズ「復活した台湾映画」は目標の30回を超えたのでちょっと一段落させて、何回になるか分からないが、これからシリーズで「台湾のローカルグルメ」を書いていこうと思う。台北や高雄だけではなかなか食べられない美味しいものが台湾の地方にはたくさんある。地方取材や旅行で撮りためた写真と一緒に紹介していきたい。

牡蠣の美味しい季節になってきたが、毎年この季節になると思い出すのは、台湾の彰化県の王功という漁港そばにある牡蠣ストリートで食べたこの蚵仔煎と、金門で食べた蚵仔麺線の美味しさである。日本の牡蠣とは違った美味しさと食べ方が台湾にはある。

 蚵仔煎は日本語では牡蠣オムレツと呼ばれる。台北などで食べる大半の蚵仔煎は卵が入っているのでたしかにオムレツ。しかし、この王功の蚵仔煎には卵が入っておらず、サツマイモのでんぷんとネギ、バルジだけで、鉄板の上で焦げるまで焼き上げていた。牡蠣の香ばしいこと、このうえない。隣で割っている牡蠣を使っているからもちろん新鮮なのはいうまでもない。ちょっと辛みをつけた醤油をたらすだけで十分おいしい。しかもあのちょっと不思議なクリーム色のソースもかかっていない。これが本当の蚵仔煎ではないだろうか。牡蠣の量も圧倒的に多い。金門で食べた蚵仔煎も卵は入っていなかった。香港ではこの料理は煎蠔餅と呼ばれるそうだがその方がニュアンスが伝わるかもしれない。とにかくいま普通に食べられている蚵仔煎より、こっちののほうが断然いい。

王功へは、台北から台湾新幹線で台中まで行き、それから彰化か鹿港までバスかタクシー。さらに乗り換えていくのでなかなか遠い。しかし、行く価値ありと声を大にして言いたい。。
王功のお店リスト

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