2015/11/13

台湾映画

台湾映画「我的少女時代」を、遅まきながら、台北の映画館で見ることができた。ギリギリ間に合った、という感じで、今年下半期最大のヒットとなった本作は、やはり映画館で見ておきたかった。
現在までに興行成績は4億台湾ドルを突破した。間違いなく今年の国片最大のヒットである。

見る前に思っていた以上に、いい作品である。基本的には「あの頃、君を追いかけた」の女子高校生版だ。そして、テレビ的な撮り方をより強く打ち出している。好き嫌いもあろうが、こうした映画がたくさんの観客を呼べるというマーケットがあることはいいことだ。とにかく単純に楽しめる。

少女たち、少年たちを主役としたドラマなのだが、共感させられるのは、若者たちの正義感を肯定しているところだろう。だから全編に爽快感が流れている。リアルな台湾の若者の考え方や悩みがよく分かる。舞台となった90年代の台湾は、よほど楽しかったのだろう、と思いをはせたくなる。

こっくりさん、不幸の手紙などがキーアイテムとして映画で使われているが、どれも日本で流行したものばかりだ。ただ、アイドルは違っていて、アンディラウ、アーロンクオックなど香港のスターたちに夢中になっている。そして、最後はアンディラウまで登場してしまうのだから、観客を喜ばせるための製作の工夫ぶりも手が込んでいる。

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