2018/01/16
【講演初日(1月7日)】
福岡での3日連続の講演活動の初日がありました。九州大学台湾スタディーズ・プロジェクトと21世紀プログラムからお招きで、場所は、九大の西新プラザ。同プロジェクトの前原志保さんらのコーディネートのもと、100人の聴衆のみなさんを前に、午前中に「銀輪の巨人 GIANT」と題して講演。午後は、GIANT元CEOのトニー・ローさんの講演があり、そのあと、トニーさんとの対談と、ほぼほぼ「GIANT祭り」の一日でした。
びっくりしたのは、2年前に学び始めた日本語で1時間半の講演をしてしまったトニーさん。70歳近いのに普通ではないです。1分動画にしています。
もう一つ驚いたのは、GIANTという企業や日台サイクリング交流に対する関心の高さで、2時間近くに及んだ対談でも捌ききれないほどの質問が出て、トニーさんと一緒に答えさせてもらいました。一部通訳もさせてもらって、かなり疲れたけど(昨晩は久々のもつ鍋たべて9時半に倒れるように就寝)楽しい一日でした。
台湾スタディーズ・プロジェクトは昨年10月に発足した新しい九州大学の台湾研究拠点。その最初のイベントにお招きいただいて感謝です。九州は台湾に近いのですが、台湾との結びつきはこれから強化していくべき部分も多く、サイクリングを通して台湾とつながる自治体も増えていきそうでこの点でも注目です。
【講演2日目(1月8日)】
九州大学・台湾スタディーズプロジェクトと21世紀プログラムによる台湾事情講座、2日目は「日本人にとっての台湾」と題して講演。「台湾とは何か」というテーマで2016年4月の独立以来、おかげさまでいろいろなところで話をさせていただいたけれど、そろそろ1年半以上が経過したので、全面的にリニューアルにして「日本人にとっての台湾」という内容に変えた。
現在の日台関係の構造的問題から入って、ぐわーっと明治期以来の日本人のメディアや知識人の台湾観まで遡って、日本人にとって台湾という存在の持っている意味ををできるだけちゃんと整理できればと思っている。実際に話してみると、もう少しブラッシュアップしたいところ、わかりやすくしたいところ、いろいろ出てきたけれど、基本、今後この線でやっていきたい。
午後はエッセイストの一青妙さんの講演、そして、一青さんとのトークがあり、予定時間を大きくオーバーして聴衆のみなさんからのご質問にお答えさせていただいた。学生たちや聴衆のみなさんへの台湾への好奇心の強さをひしひしと感じた。九州大学に台湾研究拠点ができたことは、とても大きな意義があると思うでの、今後の発展をお祈りしたい。
【講演3日目(1月9日)】
3日目は、台北駐福岡経済文化弁事処と九州台日文化交流会のみなさんの主催で、「環島」についてのイベントに出席した。これから日台関係をつないでいくキーワードになりそうな「環島」について、「環島」の本を出したばかりの一青妙さんと一緒に話をさせてもらって、年明け早々の福岡ミッションをコンプリート。
福岡もけっこう寒かったせいか、少し風邪引いて東京に戻りました。