2018/04/02

その他

【「『二重国籍』と日本」シンポジウム開催のお知らせ】
 蓮舫議員の問題に端を発して注目を集めた「二重国籍」の問題について、4月28日午後1時から、東京・内幸町の日本プレスセンター9Fでシンポジウムを開催します。この問題を巡っては本当にいろいろな議論がありましたが、うまくかみ合ったとはいえず、とても消化不良で、もやもやした感覚が強く残りました。その後、この問題に関心を持つ人たちと「国籍問題研究会」をつくって議論を重ね、日本における「国籍」という問題をまずは幅広く考える場を設けるべきだとの結論に達し、シンポジウムを開くことにしました。
 内容は二部構成です。第一部では蓮舫議員の問題を多面的に検証します。台湾に絡んだ国籍の取り扱いについて「居留問題を考える会」会長の大成権真弓さんを台湾からお招きするほか、蓮舫氏と同様日台ハーフで日本で育った華僑問題の研究者である岡野翔太さんや、マイノリティの国籍問題に長く取り組んできた小田川綾音弁護士に、ご報告いただきます。私からは、蓮舫氏問題の経緯を整理したうえで、この問題に対するメディア報道のあり方を検証します。
 第二部では、より広く国籍法のあり方を論じます。最近ニュースとして大きく報じられた、国籍法による日本国籍喪失を違憲として訴訟を起こした方の担当弁護士である 仲晃生さんにご登場いただきます。国際社会における国籍問題の最新の潮流に詳しい館田晶子・北海学園大学教授や、国籍法の運用の実情に知悉する近藤博徳弁護士のご報告もあり、盛りだくさんな内容です。
 詳しい内容は下のチラシを参照ください。決して大きな会場ではないので、事前の申し込みをお願いできますと大変ありがたいです。申し込みはkokusekimondai@gmail.comまで。大型連休初日の土曜日ではありますが、みなさまのご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
【以下、プログラムの全内容になります】

シンポジウム 「二重国籍」と日本

日時:2018年4月28日(土)

13:00~17:00

場所:日本記者クラブ9階会見室

https://www.jnpc.or.jp/outline/access

東京メトロ 千代田線・日比谷線 霞ヶ関駅 C4

東京メトロ 丸ノ内線 霞ヶ関駅 B2

都営三田線 内幸町駅 A7

参加費:無料

申込:kokusekimondai@gmail.com まで「ご所属・お名前」を明記の上、ご連絡ください。

主催:国籍問題研究会

 

2016年9月,民進党代表選を前に,蓮舫議員の「台湾」籍・“二重国籍”問題が話題となり,国籍選択制度についても報道で大きく取り上げられました。日本の国籍法には重国籍の防止規定が散見されますが,国籍法に関する行政の運用,日本の国籍法を適用する前提として,当事者の国籍がどのように判断されるかについては,不透明な部分も多々見受けられます。一方で,近年国際結婚も増え日本社会はますます多様化し,“二重国籍”や“二重国籍”となる可能性は増え続けています。現在の国籍法は多様化した現状の社会に適合しているのでしょうか。近時話題となった事例から“二重国籍”の問題について考えます。

 

プログラム

13:00~13:10

開会 挨拶と趣旨説明

モデレーター 鈴木 雅子(東京弁護士会)

13:10~15:00

第一部:蓮舫氏“二重国籍”問題を検証する

報告1「“二重国籍”問題の経緯およびメディア報道のあり方」

報告者:野嶋 剛(ジャーナリスト)30分

報告2「日本の国籍法はどのように適用されたか」

報告者:小田川 綾音(第一東京弁護士会)15分

報告3「日本の『日台ハーフ』はどう”二重国籍”問題を受け止めたか」

報告者:岡野(葉)翔太(大阪大学大学院)20分

報告4「“二重国籍”問題から浮かんだ台湾に関する国籍法の課題」

報告者:大成権 真弓(台湾・居留問題を考える会・会長)30分

質疑応答 15分

15:00~15:15

休憩

15:15~16:35

第二部:国籍問題に我々はどう向き合うべきか

報告5「日本国籍喪失規定に関する違憲確認訴訟」

報告者:仲 晃生(京都弁護士会)20分

報告6「国際的に見た国籍の意義」

報告者:館田 晶子(北海学園大学法学部・教授)20分

報告7「重国籍と国籍法」

報告者:近藤 博徳(東京弁護士会)20分

質疑応答 20分

16:35~16:55

要約と提言  関 聡介(東京弁護士会)20分

17:00

閉会 モデレーター

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