2011/06/18

執筆・出版

今月25日に新潮選書から「ふたつの故宮博物院」という本が出る。
それのため、昨日、新潮社と契約書を交わした。
もう印刷ができあがってくるのを待つだけという時点で契約書もなにもあったものではないのだが、
本を出すのに、とりあえずちゃんとした契約書を交わすとは思っていなかった。
出版は基本的に口約束の世界で、著者と編集者の信頼関係が契約書の代わりだった。
2003年にイラク戦争の本を出したときは全く契約書なんてサインしなかった。
しかし、流通が多様かつ複雑になる電子書籍の時代になると、そうもいかなくなってきたようで、
つい最近、私のように契約書を交わすようなったという。

しかも、契約書が2通あった。
1通は通常の紙の本のための契約書だったが、
もう1通は電子書籍用の契約書だった。
内容書きたいんだけど、秘密保持条項が入っているので詳しく書けないが、
紙の本より電子書籍の方が印税率はちょっとだけ高め。
知り合いの出版社の友人によると、
電子書籍は紙の本の8割ぐらいの値段で売っているので、
著者に紙の本と同じぐらいの金額が入るように調整した結果の数字とか。

いまは週明けに印刷があがってくるので、献本リストを作成中。
お世話になった人とか、専門家や書評関係者、その他もろもろ100人ほどに送る予定だけど、
住所調べたくてメアドしかない人も多く、なかなか大変な作業だ~。
なにごとも経験してみないと分からないことが多い。

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