2011/07/02

台湾

週末、奈良の天理大学の学会でコメントする機会があって、
「台湾にいた3年間、どこの新聞よりもたくさん記事を書きました」というお話をしたら、
会場の方々から、「朝日が台湾にそんなに熱心なんて意外だ」という反応をいただきました。

そういえば、先週、元台湾駐在の企業人によるパーティーに呼ばれて出席したところ、
そこの会長さんに「去年まで台湾で朝日新聞の特派員をやっていました」と自己紹介したら、
いきなりひと言目に「朝日新聞の台湾報道は昔から問題があった。その朝日から台湾に行って何をしたんですか」みたいな話をけっこう厳しく言われてしまい、ちょっとびっくりしたこともありました。

確かに台湾が好きな人には、朝日新聞を嫌いな人が多いです。
実際、1996年の台湾総統選挙までは、朝日新聞の台湾報道はそれはほめられたものじゃなかった。
支局も1998年までなかったし、記事もあまり多くありませんした。
でも、私の前の代の支局長たちも結構頑張って記事を書いたし、
こういうことを自分で書くのはちょっと気が引けるけど、
私が台湾に赴任したときは何とか「朝日=反台湾」のイメージを変えてやろうと思って、
ひたすらたくさん記事を日本に発信し続けました。
2007~2010年までは、他社に負けない量と質の台湾報道ができたつもりです。
朝日嫌いの金美齢さんに、
「あんたはあのひどい朝日ではいちばんマシな台湾報道をやっていたね」と、
いちおうおほめの言葉もいただいたりもしました。

ちゃんと朝日新聞を読んでくれている人は分かってくれていますが、
なかなか、いったん広がってしまった-イメージを払拭するのは難しいですね・・・
これは個人のコラムだし、別に朝日新聞を弁護しているわけではまったくありませんが、
台湾も変わっているし、記者たちも変わっているし、朝日新聞もそれなりに変わっています。

© 2021 Nojima Tsuyoshi