講談社のノンフィクション雑誌「g2」(季刊)の最新号に、「密約 蒋介石と岡村寧次」を執筆しました。これ、前々回の7号に書いた「ラストバタリオン 蒋介石と日本人軍事顧問団」の続編です。

この一連の記事は、戦後台湾に渡って蒋介石を助けて中国大陸の共産党軍と戦った日本人軍事顧問団、通称「白団」について書いたものですが、前回が、白団の誕生から活躍まで、その全体像を描いたものだとすれば、今回は、白団の指導者である旧日本陸軍大将、岡村寧次と蒋介石を結びつけたものは何だったのかについて、日本や台湾の歴史資料を駆使しながら迫ったものです。
内容はg2を読んでいただければと思いますが、特に「富士倶楽部」という岡村が組織した秘密の軍事研究グループが、台湾の蒋介石と白団のもとに軍事機密を送り届けていた証拠を突き止めたところが、私なりの「歴史発見」だったと自負しています。ぜひ、機会があれば読んでいただければ。

$私は書きたい

白団についてはここ3年ほどずっと関心を持って取材してきていて、過去に朝日新聞で書いた分と、この二回のg2での原稿を足せば、すでに原稿用紙で200枚近くになっています。
いまそれを一冊の本にまとめる作業を進めており、できれば今年前半に完成させたい、と思っています。
出版の日を楽しみに待っていていただければ幸いです。

© 2021 Nojima Tsuyoshi