2012/02/08

中国

上海と杭州に行ってきました。
杭州には台湾問題について講演に、上海では郊外の昆山というところで、台湾の自転車会社ジャイアントの工場を取材して来ました。
それはそれとして、その記事はいずれお目にかけると思いますが、
今回の仕事以外の収穫は、上海で絶品のスープに出会えたことと、
中国の新幹線「和解号」に乗れたことです。

上海の中山公園そばの道を歩いていると、美味しそうな匂いが漂ってきました。
ちょうどお昼時。ふらふらと引きつけられて、「清真風味」という看板がありました。
中国のどこの街にもある、ムスリム系の人たちがやっているお店で、豚肉は使いません。
普通は拉麵などを注文するのですが、店頭のスープの匂いがあまりに良いので、
スープそのものをたっぷりと味わうために「牛肉湯」(5元)を注文。
そうしたら、本当に大あたり、牛骨をとことん煮込んだ半濁のスープに、
大量の香味野菜とニラの刻み、牛肉の薄切りが入っていて、あまりのうまさにおかわり。
スープについては、洗練というものはあまり必要ありません。
美味しく煮る、それだけですが、これがけっこう難しい。手間をかけすぎず、それでいて手間がかかっているような・・・。なんとも言えないスープの呼吸があります。
中華料理は「煮」において、やはり日本よりも一日の長どころか千年の長があると感じます。

私は書きたい

こっちは、新幹線の和解号の社内と外観。
上海の虹橋駅から杭州まで50分で着いてしまいました。
列車で中国人に話しかけられて、「日本の新幹線とどう違うか」と聞かれ、
「日本の新幹線は事故を起こしたことがない」と言うと、
「あの去年の事故は、『動車』という新幹線になる前の高速列車で、
この『高鉄』は大丈夫なんだ」と反論されました。
確かに、そういえば、そうでしたが・・・
それにしても和解号の車内は台湾の新幹線にそっくりでした。なんでだろう。

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