2012/03/27

自転車

ジャイアントのクロスバイク「エスケープ2」に乗るようになって半年。そういえば保険に入っていないことにふと気づいた。

スポーツタイプの自転車に乗る人が日本でも増えているのはとってもいいことだけど、日本の道路が自転車ユーザーのことを考えて造られていないこともあって、自転車と歩行者や自転車と車による事故が増えているらしい。

これは私も入らないと危ない!と思って、ネットで調べると、コンビニのセブンイレブンで昨年11月から自転車保険を売り出したという。自転車に乗っていて相手に損害を与えた場合、最大一億円まで補償してくれるらしい。コンビニで保険に入れること自体が新鮮で、早速、加入してみた。

私は書きたい

 
自宅そばのセブンに行き、店員さんに聞くと、「コピー機でできます」と言われ、半信半疑だったが、確かに「保険」の項目の表示があって、自転車保険のところからどんどん進んでいくと、わずか10分もかからないで、加入ができてしまった。

 保険料は一年間で4760円の定額。レジで払って手続きは完了する。あまり条件とか詳しく見ないで手続きを進めてしまったのも悪いのだけど、印刷されてきた保険の控えをみて、びっくりした。

 なぜなら、保険のタイトルには「自転車向け保険」と銘打っているのに、「商品の仕組み」を読んでみると、保険対象の内容に一切、「自転車」の文字がないのである。
 とにかくセブンの専用ダイヤルに電話をしていろいろ聞いた。

「あの、よく読んでみると自転車保険という文字がないのですが、タイトルは自転車向け保険となっています。どういうことでしょうか」
「日常生活賠償特約という項目がありまして、自転車はそこに含まれています」
「日常生活?そこに自転車も入るということですか」
「はい、偶然な事故により他人にケガをさせたりした場合、被害者に対する損害賠償金などをお支払いいたします」
「偶然な事故に自転車の事故が入るのですね」
「はい、悪質な運転などをしてないという前提ですが」
「酔っぱらいとか、歩道で30キロで走るとかの場合はまずいということですか」
「はい、そうなります」
「日常生活の定義はどうなっているでしょうか」
「職務上でのことは除く、ということになります」
「仕事で自転車に乗っているとダメとうことですか。通勤は?」
「仕事中の事故は含まれません。通勤では、会社に行くまでは日常生活に含まれます」

 なるほど。一応納得して、電話を終わった。
 私は、自転車は通勤、スポーツ、買い物などの目的で使っているので、特に問題はないようである。しかし、自転車という文字が「契約概要」の「商品の仕組み」に書かれていないで、保険のタイトルに「自転車向け保険」と銘打っているのは・・・・。

 確かに自転車に乗っている人には有り難い商品で、さすがセブンだと感心しつつ、同時に表示上問題がちょっとあるのではないかと心配になる。保険ではこういうことも普通なのかも知れないけど。でも仕事中の事故なども含まれると思いこんでいたら、そうじゃなくてびっくり、というケースとかありそう。なかなかコンビニのコピー機では「商品の仕組み」はきっちり読めないしね。

© 2024 Nojima Tsuyoshi