2012/11/27

食とエンタメ

中国の山西省に行ってきました。
南の晋城から省都の太原まで、三日間で400キロを走破。腰が痛い・・。
取材の内容はおいおい紹介するとして、
山西といえば、麺の国、中国のなかでも麺のふるさとと言われる土地。
どれだけいろいろな麺が食べられるか、一日三食×三日間かけて食べてきました。
かなりびっくりしました、いろいろな麺があって。
そのなかでもとくにユニークで興味が引かれたものが、
この「莜麺栲栳栳」(ヨウミエンカオラオラオ)。

$私は書きたい

山西省中部で食べられている麺料理の一種です。
話を聞くと、小麦に雑穀などを混ぜた粉を打っているようで、
ちょっと麺の色が黒みがかっています。これを莜麺と言うらしい。
そして、栲栳栳とは、栲が植物の意味で、栳栳が、筒状の入り組んだものを指すらしいです。

写真の前にある二つのお椀には、トマトを崩したソースと、唐辛子オイルのソースの二種類が入っています。
ハシでちぎってこれにつけて食べるのですが、二つのソースを混ぜて食べた方が美味しかった。
また麺の味は、そばがきのような味わいですが、
咬んでいるとなんとも言えないほのかな穀類の甘みがしみ出てくるようで、
むしろソースをつけないで食べた方がいいのではないかと思ったほど。
形状といい、食べ方といい、ちょっと想像を超えた出会いでした。

ともかくこんな感じで山西省の麺、めちゃくちゃ奥が深かったです。
これから断続的に何回かに分けて、今回見つけた日本ではあまり知られていない山西省の麺を紹介していこうと思います。

© 2024 Nojima Tsuyoshi