2013/01/15

食とエンタメ

$私は書きたい

 めまいがするほど「美味しい!」と感動できる食べ物に巡り合えることは、一年のうちでもそうそう何度もあることではない。二度か三度か・・。
 桜海老というと、毎年4~5月の春のシーズンを思い浮かべるかも知れないが、11月から12月にかけても収穫されるのだ。山頂部に雪をかぶった富士山の美しい雄姿を見ながら、静岡県清水区の由比港に向かった。由比は旧東海道の宿場町として栄えていたらしい。

 由比港で地元漁協が運営する「浜のかきあげや」を訪ねた。ここの一番人気は桜海老のかき揚げ(300円)。食べてみる。サクサクとした歯ごたえ。香ばしい味だ。口の中に海老の身の甘さが広がる。普通のかき揚げは、蕎麦やうどんと一緒に食べることが多いが、単体では食べたいとは思わない。しかしこの桜海老のかき揚げはそのままでなければ勿体ない。このかき揚げを食べるだけで、由比に来る甲斐がある。とにかくすばらしい。

 近くに漁協直営の海産物専売店もあった。生の桜海老は売り切れていたが、明け方に荷揚げされたものを冷凍した桜海老を買って家に戻って解凍して食べた。わさび醬油で食べると、これもかき揚げに負けないぐらい美味しい。毎年由比に行こうと心に誓った。

© 2021 Nojima Tsuyoshi