2013/03/25

台湾

$私は書きたい

この週末、金門に取材で行ってきたのだが、台北に戻ろうとしたら、霧で空港が閉鎖されていた。
金門空港は霧がよく出て、空港で一晩とか二晩閉じ込められて民衆が怒っているニュースをときどき見たことがあったが、自分自身では何度も金門に行っていて初めてだった。
台北に戻らないと昨日までに日本に戻れなくなってしまので、肝を冷やしたが、
結局、3時間ほど遅れて霧が晴れてくれて台北に戻れた。
このなかで驚かされたのが、どうやって便を振りかえるかの方法だ。

まず、出発時刻までに飛行機が到着しないと、基本的にすべての座席はキャンセルされてしまう。そして、みんなものすごい勢いで手書きのウエイティングリストに名前を書き込んでいた。

最初はどうしていいか分からないからぼうぜんとしてしまったが、
とりあえず書かないとと思って、金門と台北を結んでいる4つの航空会社のカウンターで、
台北、高雄、台南、台中のすべてに名前を書きまくった。
それでやることがなくなってカフェでパソコン開いて原稿を書いていたら、
なんか人の声ががやがやしてきたのでのぞきにいってみたら、

遠東航空でウェイティングリストの上から名前を読み上げているではないか。
呼ばれた時にいなかった人は飛ばされて二度と呼ばれない仕組みらしく、
私の名前が呼ばれる10人ぐらい前でかろうじて間に合った。

遠東航空はこうした霧の閉鎖されるときに臨時便をどんどん飛ばして、
たまった客を乗せていくらしく、ほかの航空会社はまった動きがないなかで、
二便も午後に臨時便をとばして300人ぐらいの客をさばいてしまった。すごい。

それにしても、どの国でもどの場所でも、こういう緊急時にはそれぞれ独特の方法で対処しているのだなあと関心させられた。こういうことって体験してみないとなかなか分からない。
とてもいい勉強になりました。

© 2024 Nojima Tsuyoshi