2013/10/17

台湾映画

$私は書きたい

この映画は、なかなか評価が難しい。というか、私の観点が怪しい。
というのも、私にとっては、陳意涵(アイビーチェン)と、陳研希(ミシェル・チェン)が出ているだけで、基本的には満足してしまうからである。

二人の競演は映画「聴説」以来である。
「聴説」は私が見たここ最近の台湾映画でもトップ3に入れたい作品だ。
そこでは、主演は陳意涵だった。
陳研希は、いい感じの脇役として出てきて、金馬奨で新人賞を取った。

陳意涵はその後、「痞子英雄」のドラマ版で黒社会の娘を演じて大人気となったし、
陳研希は「那些年,我們一起追的女孩」で一気にブレイクした。
もちろん、F4の言承旭(ジェフリー・イエン)が好きな人にもおすすめである。

ストーリーは、清朝という時代設定で、
絶海の離れ小島の妓楼で働く孤児の姉妹に、島の海賊の若者や親分がからんで、
愛と金と暴力がうずまき、最後は悲劇的に終わってしまう・・・みたいな話。
愛情時代劇、と言えばいいだろうか。

ところで陳意涵は台北でいまのように売れる前にいちどインタビューしたことがある。
くるくる笑う、勝ち気な女優さんだった。
「野嶋先生、なんで私にインタビューするの?日本人が興味あるの?」
とストレートに聞いてきた。

この映画で陳研希は「昔の服装(古装)が全然似合わない」とメディアに酷評されていた。
確かに、似合っていない。「あの頃」のような、青春的なかわいさが失われている。
演技も、なんというか、精彩を欠いているような気がした。
おとなしい優しい姉、という立場が演じにくかったのか。
奔放で生意気だけど本当は姉思いの役だった陳意涵の方がのびのび演じていた。
あと、香港の任達華(サイモン・ヤム)と呉君如(サンドラ・ン)が味のある演技だった。

10月26日からシネマート六本木で上映です!

© 2021 Nojima Tsuyoshi