2015/10/22

台湾グルメ

台湾のコンビニの香りは、茶葉蛋の香りである。お茶を使って煮込んだ卵で、台湾風煮卵だ。そのコンビニで値上げ論争が起きている。ファミリーマートが、従来の一個8元を一個10元までに値上げした。1元はいま4円。といっても20%の値上げである。最近は、卵の価格、電気代などが上がったのでコストを反映した値上げであるとファミマ側は説明している。

これに対して、消費者からは「ほかの店に行く」「高過ぎる」という反発が起きているという。セブンや地元系のコンビニは、値上げをせずに8元のままにしている。売り上げにけっこう差が出ているらしい。観光地などではだいたい一個10元で、いなかの売店は5元で売ってたりしている。こういう細かい値上げがけっこう社会を騒がせて、メディアもあれこれ大騒ぎして大きな話題になって、ときには政治にも影響したりするのが台湾らしいところだ。

たしかに茶葉蛋は8元で、10元硬貨を出すと、2元のおつりがくるというのが、なんとなく染み付いていた。私もこの茶葉蛋が大好きで、台湾に行くといつも夜、ビールのつまみに一個買って帰って食べてしまう。買いたては熱すぎて殻が剥けないから持ち帰りがちょうどいい。

茶葉蛋は台湾コンビニに特有の商品で、日本ではもちろん、中国でも香港でも売っていなかったような気がする。セブンイレブンやファミマ、地元系などどこでも置いてある。コンビニ茶葉蛋の売り上げは、年間で10億元に達するという。けっこうな経済規模である。

茶葉蛋について調べてみると、面白いことがいろいろ分かった。
もともと茶葉蛋は浙江省あたりの料理で、それは茶葉が豊富だから発達した食べ方らしい。

中国の料理書には、こんな風に作り方まで書いてある。
「鶏卵百個に、塩一両分、粗茶葉を入れる。卵五十個なら塩は5銭分でいい。4時間煮込む」
卵の数で塩の量をきちっと調整するあたりが面白い。一両分という塩の量が分からないが、目分量でいいのだろう。八角や紹興酒も入れるといいらしい。台湾で買った大同電鍋で作ってみようかな。

© 2021 Nojima Tsuyoshi