2017/03/01

台湾

 松山在住で、たいへん私も取材で助けられている名著「台湾を愛した日本人〈2〉「KANO」野球部名監督・近藤兵太郎の生涯」を著した古川勝三さんとご自宅で初めてお目にかかっていろいろと日台関係史の面白い裏話を教えていただく。この方が、戦後埋もれていた八田與一の歴史を掘り起こし、司馬遼太郎の台湾紀行につなげた方です。

 台湾関係で共通の知人が多すぎて笑ってしまった。嘉義農林を甲子園に連れていった近藤監督の手による遺品で、非常に有名な「球は霊なり」の硬球の実物を、初めて見ることができた。ものすごく達筆。そして、詩人である。同郷の正岡子規から影響を受けていたというのもうなづける。

ぼっちゃんスタジアムにあるモニュメントのほうもついで見てきた。

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