2018/02/20

台湾

 今回の花蓮震災、基本的な構図としては、倒れた建築はほぼすべて同じ断層の上に立っていたもので、そのなかで構造上の問題や手抜き建築もあったかもしれないけれど、地震の規模や場所に比して、犠牲者数と街の被害がそこまで大きくならなかったのは何よりのことだった。
 花蓮はこれから復興に向けた長い取り組みが始まる。そのなかで日本人としてできることで、もっとも難しくなく、そして、効果的なことは、「花蓮に行く」ということに尽きる。「花蓮加油!我去花蓮!」である。
 タロコなどがある花蓮は観光都市だ。今回の災害でかなりキャンセルも出てている。もともと、蔡英文政権になって中台関係の冷却化があり、中国人観光客がぐっと減ってしまったので、花蓮はもっとも打撃が大きかったところと言われている。花蓮は日本人にはとても楽しみやすいところだ。空気がよく景色もよく先住民の文化もあり街のサイズもほどよく大きい。映画「太陽の子」の舞台の港口部落も花蓮だ。日本人村の跡地や神社めぐりも日本人は楽しめるだろう。花蓮を支えたいと思う方は、ぜひ花蓮へ行ってほしいと思う。台北から片道1000元(4000円)で45分のフライトでいける。台湾鉄道も列車も2時間ちょっとでつく。花蓮には美味しいものがたくさんある。


 震災取材なので今回はなるべく花蓮の食事を楽しむのは控えていたけれど、最後に、いつも行くたびに食べている戴記のワンタンと、絶品の西瓜大王のスイカ原汁ジュースだけをいただいて、台湾に関わり初めてからずっと大好きで通ってきた花蓮を後にした。


© 2019 Nojima Tsuyoshi