2018/05/04

自転車

韓国ライドが終了、韓国水資源公団からいただいた完走証とメダル。ものすごく立派なものです。ただ、最終は距離こそそれほど長くはなかったけれど、一番しんどいライドの日となった。


その原因は雨と向かい風。本当はいいお天気のはずだったのが、午後からソウルに近くなると、突然の暗雲が立ち込めて雷が鳴り始める。気温がどんどん下がって、雹のようなものまで降ってくる始末。やがて豪雨になり、前日に続く雨のライドになってしまった。


本来、自転車のライドは雨に当たったら降り止むまで待つか、ライドそのものを中止にするのがベター。しかし、こういうイベントのときは、特に最終日はそう簡単にやめるわけにはいかない。そこで活躍したのは、簡単かつ効果絶大という台湾らしい雨対策だった。
まずヘルメットのうえに、女性がよく使うシャワーキャップをかぶってヘルメットに水が入ってこないようにする。そして、防水用のウインドブレーカーだけでは、雨が隙間から入り込んでくることもあるので、そのウインドブレーカーの上に、これも台湾のコンビニなどで売っていて、バイクに乗る人がよく使っている黄色の使い捨てビニール雨合羽をかぶる。


そうすると、基本すべての雨を遮断できるだけではなく、風よけにもなるので、寒さ対策としても十分だ。もちろん、下半身はそうはいかないので、ズボンと靴は濡れてしまうのは避けられないが、上半身を守って入ればだいたい大丈夫なので、シャワーキャップと使い捨て雨合羽は、GIANT主催のライドツアーにはスタッフが用意してくれているので、大変ありがたい。


ソウルに近くと、韓江沿いの自転車道を降っていくのだが、この日は異常なほどの強風が下流から上流に向けて吹き付けていたので、完全なアゲンストで、こうなると、スピードも時速25-30キロが15-20キロになり、しかも足に力を余分に入れるので、とにかく疲れる。ゴールしたのは午後5時。そのときは、全身疲労困憊でぐったりしていたが、夜はやっと韓国焼肉。その食事の場でトニーさんから完走証をいただき、韓国ライドがこれにて完了。追風騎士団チームおよそ30人に1人の脱落者もなく、とてもいい韓国ライドの初体験になった。

  
東アジアライドは、これで台湾、日本、韓国を体験。次は中国大陸の西域を走ってみたい。

© 2024 Nojima Tsuyoshi