2021/05/26
台湾の新型コロナ感染は厳しい状態が続いていて、昨日(5/24)は324例の感染例が発表された。今週に入って減るとの楽観論もあったが、そうではなかった。現在警戒レベル3で5月28日まで設定されているが、6月中旬の、おそらく端午節の連休が終わるまでは引き下げられないだろう。つまり台湾ではいまの半ロックダウン状態があと一ヶ月は続くことになる。昨日の記者会見でも陳時中は専門家から3級延長のアドバイスが出ていると言っていた。感染者の数字も事後修正の「校正回帰」が多くて、今ひとつ動きが見極めにくい。仮にここで頭打ちになったとしても、当面、外国人の入国禁止を含めてレベル3の維持は不可避だと思える。死者は昨日は6人、北部以外の地方都市への拡大も見られる。何より心配なのは感染リンクが追えないケースが昨日初めて100を超えたこと。感染の中心はなお繁華街の萬華が大半を占めている。ここが正念場、なんとか頑張って欲しい。