2021/06/22
とりあえずの「香港インディペンデント映画祭」への私的作品評です。詳しい映画評はまた後日どこかで書くかもしれませんが、検討されている方に、単なるご参考としてもらえたら幸いです。映画見すぎて、もう頭がクラクラです。でもこれだけの作品が揃うことはそうそうないので数作まとめ鑑賞をオススメします。
【★★★絶対見るべき】
『理大圍城』:ここまで詳細に映像化されたこと自体が衝撃。歴史に残るドキュメンタリーになるであろう、香港のデモ理解に欠かせない一作。
『逆さま』:よくできている映画らしい映画。脚本・俳優がいい。記者のお父さん、警官の兄、学生の妹。一家を襲った矛盾が切ない。
【★★見るべき】
『僕は屈しない』:エドワード・リョンに惚れる作品。本土派カリスマの表と裏がぜんぶわかる。
『2019年香港民主化デモ傑作短編集』の「立法会占拠」が出色。立法会占拠の運動内部の経緯がすべてわかって疑問が氷解する。
【★好みでどうぞ】
『逆向誘拐』:遊びすぎている気もするがミステリーファンはどうぞ。
『あなたを思う』:苦手なテイストだが、好きな人は好きかも。
香港インディペンデント映画祭HP: