2021/10/19

未分類

陳柔縉が亡くなった。3日前に交通事故で意識不明の重体になり、治療が続いていたがダメだった。
台湾ではノンフィクションというジャンルで本を定期的に発表する作家は極めて少なく、台湾のノンフィクション界を長く支えてきた大切な作家だった。聯合報、新新聞という名門どころで経歴を積んで、「台湾と日本」などをテーマにたくさん本を書いた。外交官の張超英を描いた「宮前町九十番地」も、日本語には翻訳されていないが「総統的親戚」も名作だった。

柔らかな透明感のある人で、作家らしく良い意味の頑固さも持っていた。協力してもらったり協力したりしながら友達になって、会うときはいつも潮州街の路地裏のカフェで、彼女は必ず自転車に乗って飄々と現れた。今回の事故はその彼女の自転車に、宅配のバイクが突っ込んだものだった。こういうときは何を書いたらいいかわからない。自宅の本棚にある彼女の作品を机に並べている。57歳。まだまだ書きたいこと、たくさんあっただろう。

陳柔縉走了。三天的治療無能搶救生命。工作上有時互相幫忙,結了朋友,每次見面聊天時,我們約在潮州街的巷子裡的咖啡店,她一定飄飄地騎單車出現了。這次意外是宅配機車衝到柔縉的單車了。不知該說什麼,只有從我書櫃拿下來她的幾本書,擺在面前呆著。57歲,在她人生規劃,還有多少作品要寫的。

© 2022 Nojima Tsuyoshi