2023/12/31

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台湾ゆかりの中目黒の書店「新高堂書店」がきょう(12/30)限りで閉店となり、まもなく台湾から続いた長い歴史に幕を閉じます。中目黒の駅前の小さな書店ですが、かつては台湾一とも言われた本屋さんでした。台湾から戻った今日午後、空港から直接書店を訪れると馴染みのお客さんやメディアで賑わっていました。創業は125年前の台北・石坊街。新高堂はもちろん「新高山(いまの玉山)」が由来ですね。そのときの伝説的創業者の村崎長昶さんの玄孫の店長・梅田さんが店頭に立って忙しそうにされていました。隣には台湾人がよく訪れる駅ガード下の蔦屋書店もありますが、50メートルも離れていない場所に、台湾ゆかりの書店があることを知る人はいなかったでしょう。寂しいけれど書店経営の厳しさはよくわかります。ご苦労さまでした。

 

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