2025/02/25

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昨日は那覇の県立博物館で開かれた沖縄環太平洋国際映画祭のシンポジウムのモデレーターを務めました。今回、オープニング作品に選ばれた牡丹社事件のドキュメンタリー『青海原の先 ー牡丹と琉球の悲歌』のション・フー監督、大浜郁子・琉球大学准教授、牡丹郷の華恆明さんが登壇者です。予定時間を30分のオーバーし、みなさんの発言はどれも興味深く、パッションとエモーションにあふれ、モデレーター冥利につきました。池田リリーさんの通訳もすごかった(たぶん一番のお疲れ様です)。もっと深めて論じたいテーマもありましたが、三人が異なるバックグラウンドと専門領域の持ち主なので、このあたりが限界でしょう。この作品には大浜さんも華恆明さんも登場します(私もちょっとだけ出演してます)。日本と台湾の「出会い」である150年前の牡丹社事件を考える入り口として、東京やその他の場所で、もちろん台湾でも、この作品はぜひどんどん上映して欲しいと思います。

© 2025 Nojima Tsuyoshi