2025/08/07
ジュディ・オングさんのコンサートが高雄の流行音楽中心で開催されました。ジュディさんは今年75歳です。ご本人曰く、体力的な問題があるので大型のコンサートはこれが最後になるかも、という。去年台北で二度、コンサートを行ったが、大学の都合で行くことができなかったので駆けつけました。
コンサートは圧巻でした。2時間半のオンステージ。中国語、台湾語、日本語、英語、スペイン語の歌を自由自在に歌いこなす国際性は、ちょっと現代の歌い手にはありえない。日本、台湾、中国が複雑に絡んだ台湾社会のすべてが、ジュディさんと言う個性のなかにぎっしり詰まっていると思います。
台湾で金馬奨で最優秀主演女優賞を取り、日本でレコード大賞を取った。このようなタレントは二度と現れないでしょう。
アンコールで日本語の「魅せられて」と中国語の「祈祷」を披露したのも見事な構成でした。拙著『日本の台湾人』でジュディさんを取り上げて以来、ジュディウオッチャーを自認していますが、テレサ・テンが短く咲いて散ってしまった短命の大輪の花だとすれば、ジュディ・オングという人はいろいろな色の花を長く長く咲かせ続けています。
ジュディさんの1970年の主演映画「万博追跡』(2Kレストア版)」のリマスター版も8月末の大阪アジアン映画祭のオープニング作品として公開されることになりました。
https://oaff.jp/programs/2025expo-op/
出演の台湾映画『陽光女子合唱團』も公開まじか。11歳からこの道に入って芸歴は65年を超えるなかでさらに新しい花を咲かせつつあります。脱帽であり、爪の垢を煎じて飲みたい。公演終了後に楽屋で雑談させてもらいましたが、2時間半歌い続けてなおきらきら輝いていて、まだまだいける、これはたぶん最後の大型コンサートにはならないと確信しました。
https://reading.udn.com/read/story/124408/8749296
