2026/09/21

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【平戸旅2 鄭成功とすり身】

正直いままで鄭成功については「救国英雄」という紋切り型のインプットのせいもあってあまり興味を持てなかったが、平戸から見た鄭成功はけっこう面白い存在であると思った。平戸からしかこういうハイブリッド人間は生まれないだろうという実感を持てました。あと田川マツに興味が湧きました。位牌には「翁氏」とあり、華人であるという伝説もあります。平戸藩の武士の田川家の養女で、出自はなかなか謎に包まれています。いずれにせよ、かなりの女傑でした。夫のあとを追って自殺したとも描かれるが、そんな貞淑な妻というよりも、戦い抜いて死を選ぶという、海賊の女頭目のような人だったのではないでしょうか。鄭成功の弟たちは平戸に残り、その遠縁の一人が長崎で唐通事(中国語の通訳)を務めた鄭永慶で、日本初の喫茶店「可否茶館」を東京で開業したりしています。

鄭成功廟や記念館、旧家や生誕石などがある平戸の千里浜一帯では、あごやえそ、アジなど近海で取れる小魚を使ったすりみかまぼこやの店が海岸線に10軒ほど並び、いくつか買い食いしたが、とっても素朴かつ味が濃く美味でした。ここのすり身は叩いた魚の身をそのまま固めたもので、和風ではなく中華風の味わい。

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