新幹線の長旅のお供はこの3冊。 中国政府からも批判されて話題になった防衛研究所編「中国安全保障レポート2017」は、謹呈いただいたものだが、一見するとシンクタンクのお堅い報告書風なのだが、読んでみると、まったくそうで… 続きを読む
吉岡桂子著「問答有用 中国改革派19人に聞く」
2013/12/04 私的書評同僚の先輩である吉岡桂子さんの新著「問答有用」をこの先週末に一読した。内心、吉岡さんには密かな敬意とライバル意識を抱いている。記事の「量」では誰にも負けないという自負を持ちながら特派員をやっていたが、吉岡さんにだけは、と… 続きを読む
星野博美著「戸越銀座でつかまえて」
2013/11/20 私的書評面白かった。本当に。こんなに面白かったエッセイは久々。エッセイのことをよく「珠玉のような」という宣伝文句を出版社はつけるものだが、この本については許せる。実際、朝日新聞出版はそうやって紹介していた。それはそれでどうかと思… 続きを読む
野副正行著「ゴジラで負けてスパイダーマンで勝つ」を読んで
2013/11/02 私的書評日本人でただ一人のハリウッド経営者になったソニー・ピクチャーズ元社長の野副正行氏が、その映画ビジネスの悪戦苦闘と成功について振り返った本だ。 キャッチーすぎるぐらい分かりやすいタイトルに引かれて手に取ったが、私を含めて、… 続きを読む
丹羽前中国大使『北京烈日』の消化不良感
2013/07/24 私的書評丹羽前中国大使『北京烈日』の消化不良感 東北に行く用事があり、新幹線の道中でちょうど読み切れるぐらいの本が欲しいと思って、図書館で、丹羽宇一郎前中国大使の書いた『北京烈日 中国で考えた国家ビジョン2050』を借りた。激… 続きを読む
新著「蔣介石研究」(東方書店)は文字どおり蔣介石研究の集大成
2013/05/27 私的書評東方書店から4月に出版された「蔣介石研究」をこのところ少しずつ読んでいる。読めば読むほど、頭が下がるというか、とにかくすごいと感嘆するばかりだ。日本における蔣介石研究の積み重ねを集約した、文字どおり日本の蔣介石研究の集大… 続きを読む