2011/06/24

執筆・出版

$私は書きたい

「ふたつの故宮博物院」が出ました。

正式には明日25日発売ですが、もう店頭に並びはじめたそうです。自分のところにも届きました。
自著では2冊目、共著も入れると3冊目ですが、やっぱり実物を手に取ると嬉しい。
新聞は自分の記事が一面に載っていてもあくまでパーツに過ぎませんが、
本は1から10まで「自分」ですからね。

2007年に執筆を思い立ち、普段の特派員の仕事をこなしながら、
台北、北京、香港、上海、四川、瀋陽、四川、日本、米国などを回り、
資料や証言を集めてきたました。
台北や北京の故宮に行ったことがある方、
これから行かれる方、
中国や台湾の近現代史と文化の関係に興味を持っておられる方、
そんな方々に楽しんでいただける内容になっています。

今回の内容は故宮をめぐる現在、過去、未来を幅広く紹介した内容なのですが、
複雑な歴史的事実について、新潮社の編集の堤伸輔さんは実にていねいに点検し、
勘違いやケアレスミスを指摘してくれました。感謝しています。
堤さんは雑誌「フォーサイト」の編集長時代からのお付き合いです。
プロの編集者がいないと、本って成り立ちませんね。

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