2011/07/15

食とエンタメ

$私は書きたい

台湾の歌手、張恵妹(アーメイ)の新アルバム、「你在看我嗎」を買って、繰り返し聞いてる。
五曲目「我最親愛的」がものすごくよくて、すっかり気に入った。

もうファンになって10年以上たつけど、毎回のアルバムのクオリティが高くて、本当に有り難い。
アーメイには二度インタビューした。特に最初のインタビューのときは、2008年だったけど、
正直、陳水扁総統や馬英九総統に会うときより100倍緊張した。
二度目に2009年にインタビューしたときは「野嶋さん、久しぶり」ってハグしてくれたのは、
記者生活で一生の思い出です。
こう書いていると単なるファンじゃないかって突っ込まれそうなんですが、確かにそうかも。
でも、彼女の歌には、台湾のすべてを象徴する何ががあると思う。
聞いていると、台湾の風景や人々の顔が思い浮かんで、涙腺がゆるんでくる。
アーメイは日本に何度か来て、人気が出るかと思ったけど、いまいち広がらないけど、
台湾以外でも中国、東南アジア、世界の華人社会でいちばん歌を聴かれている歌手であり、
一日でも長く、シンガーとして活躍を続けてほしいと思う。

結構、レコード会社の移籍でもめて、男運も悪くて、台湾の総統就任式で歌を歌ったことで中国市場から一時閉め出されたことなど、アーメイの芸能生活も順調じゃない時があった。
前回は「アミト」っていう別名で出したアルバムは、ロックではじけたイメージを打ち出して大成功し、昨年、台湾のレコード大賞の「金曲賞」を6だか7だか部門を総なめにした。
ちょうど授賞式の現場にいることができたんだけど、
そのとき、アーメイが言ったことが本当に忘れられない。
「堅持是對的,改變是對的,愛唱歌是對的」
(頑張り続けてよかった、変わることを恐れないで良かった、歌を好きで良かった)
彼女のことを知っている人はみんなジーンとしたみたい。
話は戻るけど、今度のアルバムものすごくお薦めです。

© 2024 Nojima Tsuyoshi