2013/08/21

食とエンタメ

四川料理はもともと好きだが、川南、つまり四川省南部がいちばんおいしい、という評判は聞いたことがあった。今回、取材でその川南の楽山を訪れる機会があり、食べ歩いた料理を紹介します。

$私は書きたい

最初は、この牛肉砂鍋。衝撃的なうまさだった。
砂鍋(土鍋)料理はよくあるメニューだが、
この「武砂鍋」という店のものはとえても特別な感じだった。
タクシーの運転手さんに勧められて行ったのだが、
スープのなかに、牛肉とキュウリが入っていて、追加で羊の血(血旺)のかたまりを頼んだ。
ぐつぐつにえた辛そうなスープ。
出てきたときは、表面には香菜が乗っていて視覚的にもきれいだった。
スープの辛さはそれほどでもない。煮込まれた牛肉は歯ごたえが適度にある。
キュウリがとにかくうまくて、キュウリの辛子煮込みがこんなに美味いなんて・・・
これはいわゆる「水煮」と呼ばれる唐辛子スープ煮込み系の料理だが、
使っているスパイスが違うのか、いままで食べてきた水煮料理よりも味に深みがある。
それに、水煮料理はあまり熱くない形で出てくることが多いが、
この牛肉砂鍋は、とにかく煮えたぎっているので、少しずつ食べるしかなく、
真夏の夕方で涼しくなってきた空の下、露天のテーブルに座ってどんどん汗をかきながら、
ビールをどんどんおいしく飲めた。

【武砂鍋】
四川省楽山市市中区柏楊東路139号
夜7時には閉まっちゃいます。

© 2019 Nojima Tsuyoshi