2014/08/13

中華エンタメ

台湾のアーメイ、張恵妹の新曲MVがすごい。
先週、アーメイは「偏執面」を発売したのだが、
従来のようにテレビや新聞、雑誌などへの広告を打つことを控え、
そのかわりにものすごく凝ったMVを作るなどしてウエブ宣伝に予算の8割、700万台湾ドルを使ったという。
MVはここから
アジアでナンバーワンの1000万超のPVを稼いでいるという。
アーメイはデビュー18年、42歳になった。
デビューから見ているが、歌唱力は衰えていない。
歌い方も常にアップデートしている。
男性運は相変わらず恵まれないようで、
あまり見込みのない彼氏の事業に援助をしたりして周囲をあきれさせているが、
歌手としてはもう中華圏ナンバーワンの地位を確立しており、
そのうえでこれだけ精進を重ねているのだが、文句のつけようない。
今回、テレビの視聴者は音楽の主要マーケットではないと判断し、
むしろネットユーザーを通してマーケットをつかむ戦略に打って出たという。
実際、そのMVをみてみたが、ものすごく出来がいい。
死体が出てきたり、人間が死ぬなど、かなり実験的にやっている。
宜蘭の廃屋を使って、ホラー映画の監督に依頼して撮ったという。
偏執面のMVの横に出てくるほかの最近の曲のMV「你這樣還愛我嗎」「跳進來」 なども一緒に見てほしい。你這樣還愛我嗎」は特にアーメイらしいバラードの名曲だ。

© 2024 Nojima Tsuyoshi