2018/05/31

その他

 

船内生活のなかで、なんといっても楽しみなのは食べることです。一日に三食、すべて用意してもらえるので、ありがたいといえばありがたいのですが、どうしても運動不足や過食になりがちなライフスタイルでもあるので、食事については考えながら選んでいかなくてはなりません。

毎日の食事はこんな風に船内に張り出されます。朝起きてから、いつもこのメニューをみるのが楽しみになり、

今日はどこで食べようか、プランを立てます。食べる場所は船内に4−5箇所あって、それぞれ特色があります。

 

メインダイニングの朝ごはんは午前6時半から9時ぐらいまで。洋食と和食のバフェットに分かれています。私は一日交代で食べていますが、だいたい固定化しているようです。ジュース、牛乳、味噌汁、ご飯やおかゆ、納豆、スクランブルエッグ、野菜炒めなどなど、基本的にはホテルの朝食とあまり変わりません。朝食も含めてですが4Fのメインダイニングでは座る席を選ぶことができません。入ってきた順番に座る場所に案内されます。ほぼほぼ混雑時は満員になるということもありますが、仲間同士でいつも一緒になるのではなく、新しい知り合いと食事の席で会話を交わせるようにという配慮からです。

 

お昼から、食事にも個性がだんだんと出てきます。メインダイニングはちょっと重めのメニューになるので、午後の講演が多い私は、ほどんどそこでは食べません。それよりも、麺類かサンドイッチ系を食べさせてくれる9階に二つあるレストランに行きます。特にサンドイッチ系を出すリドという店では野菜類が豊富なので、野菜摂取のためにもここが一番のお気に入りです。メニューは毎日、変わります。ハンバーガー、ホットドッグなども出てきますが、チキンカツサンド、アジフライサンド、白身魚フライサンドなどもあり、揚げ物の好きな私としては好物も多く、基本、この9Fのリドにお昼は通います。

 

 

夜はメインダイニングでコースを食べることもありますが、朝昼とちゃんと食べていて、夜もコースになると絶対に太ってしまうので、10階にある「波平」という居酒屋で軽くののみながら居酒屋メニューをつまんですますことが多いです。

 

この「波平」というお店、なかなか味もよく、聞いてみると、ピースボート のかつての乗員だった人が、小さな屋台的な店からスタートして、いつの間にか、メニューも充実していき、いまではみんなピースボート の中では波平が一番美味しいという評判です。

私は、焼酎の赤霧島をボトルで注文して飲みながら、イカゲソ揚げやタクアンなどをつまみに、いろいろな人たちと会話できる場になっていました。この「波平」と名前はもちろん船ならではのネーミングで、航海の安全を願ってつけられたものであることはいうまでもありません。

 

 

© 2024 Nojima Tsuyoshi