2019/02/03

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【新刊ご紹介】台湾外交研究者の東京大学東洋文化研究所特任准教授の清水麗さんが刊行された「台湾外交の形成 日華断交と中華民国からの転換」(名古屋大学出版会)。ご恵贈いただき、手元に届いた。戦後、「中華民国」としての外交から「台湾」としての外交へ、どのように変遷が進んだのかを時代を追って丁寧に描いている。台湾外交と中華民国外交の違いは、わかっているようでわかららない。「日華関係」と「日台関係」の違いも同様。そういう曖昧な世界がなぜ形成されたのか理解するのに役立ちそうだ。この本は、清水さんが2002年に仕上げた博士論文がもとになっている。それから15年間の間に、時代も変化し、新資料も出てきて、改めて一冊にまとめるのは、相当の覚悟と根気が必要だと想像がつく。その努力自体に頭が下がる。時間をかけて読まなくてはいけない待望の一冊。

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