2019/02/08

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朝日新聞台北支局で秘書兼助手として21年間働いた陳素玲さんが、定年退職を迎えるということで、社長表彰を受けることになり旦那さんと一緒に来日されたので、陳さんにお世話になった歴代の台北支局長や中国総局関係者が集まって懇親会が開かれた。朝日新聞の中に入るのはなんと独立してから3年ぶり。その間、会社の近くで元同僚とご飯を食べたりしたけれど、中に入ったことはなかったので、なんか懐かしい。朝日新聞の台北支局長は1998年に開設されたのだけれど、陳さんは開設以来、支局のお母さんとして歴代支局長や出張者の面倒を見てきてくれた。初代支局長の清水さんから第二代の田村さん、第三代の永持さん、第四代の私、第五代の村上さん、(第六代のNYの鵜飼さんは欠席で)、現在の西本さんらが顔をそろえて、ちょっと将来もきっとこういう場はないだろうという貴重な舞台になった。みんながそれぞれ陳さんとの思い出を語って、あと、いろいろ支局長時代の「秘話」を披露して、将来本に書きたいような面白い話もたくさん出た。とてもいい集まりであった。私にとっては陳さんはAI人工知能のような存在で「こんなものが食べたい」「あの人に会いたい」「あの資料はどこだろう」などとつぶやくと、あっという間に最適の回答を探し出してくれる存在で、台北での仕事は陳さん抜きには成り立たなかった。感謝してもきりがない人で、心からご苦労様といいたい。

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