2019/11/01

未分類

台湾カルチャーミーティング兼台湾文学フェスタとして、台湾から「我的日本」(白水社)の共著者、舒國治さんをお招きして、台湾文化センターと誠品生活日本橋で30日と31日に開催したイベント、どちらも盛況のうちに終わりました。30日は舒國治さんと一青さんのトークで私は司会、31日は私と舒國治さんのトークとなりましたが、舒國治さんの独特の語りのなかに、台湾の戦後を生きてきた文化人の生き様や価値観が浮かび上がってきて、普段の交流は、どうしても自分の関心領域の知人・友人たちがいる「同温層」になりがちですが、台湾のことをやるならもっと広く目配せしないといけないなと勉強になりました。かなり難度の高い文人的言語で語られるので、日中両語を見事に使いこなす李琴峰さんでなければ通訳はできなかったでしょう。それにしても舒國治さんはこういう風に歳を取りたいと思わせるかっこよさ。俳優として「牯嶺街少年殺人事件」にも出ていました。かなりのご年齢ですが、元気に銀座や日本橋を元気に歩き回っておられて、「京都の門外漢」に続いて次は「東京の門外漢」を書いてくれるそうです。私は「台湾の門外漢」を書くことにしました笑。31日の会場には「我的日本」の翻訳と編集をされた白水さん、山口さんも駆けつけてくださり、とても楽しい2日間でした。31日の夜は日本の木の温もりが大好きだという舒國治さんを穴場の日本酒バーにお連れしました。

© 2024 Nojima Tsuyoshi