2020/04/15

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【コロナは結局、数字との戦い】
昨日、台湾の感染者数がゼロとなって圓山大飯店がZEROでライトアップされ、台湾は昨晩大いに喜びに沸いた。今後も感染者は出たり増えたりはするだろうが、社会全体でなんとかシンボルとしての「ゼロ」を目指していくムードは大切だと実感する。そして、羨ましい。日本では、医療崩壊を防ぐことが大事で、数字には一喜一憂しても仕方ないという意見がある。それは医療崩壊が起きつつある現状においては正論だけれども、経済活動を再開するにしても、対面授業を再開させるにしても、海外と往来を復活させてもらうにしても、次のステップとして社会活動を正常化させるにあたって、数字以外に客観的にコロナ・クリーンを証明する基準はきっと考え付かない。ワクチンと治療法と免疫が確立する数年先までは、結局コロナとの戦いはしばらく数字に一喜一憂し続けることにならざるを得ない。相当に気分が重いことだけど。

© 2024 Nojima Tsuyoshi