2022/05/04

未分類

このほど集広舎から刊行された『新聞が伝えた通州事件 1937-1945』に、関連論文として『朝日新聞の日中戦争取材~「報道報国」と「報道挺身」の末に~』を寄稿しました。
朝日新聞は戦前、日中戦争に記者や通信員など大量の人員を送り込み、全紙の中でも突出した規模の戦場報道を展開し、部数拡大に邁進しました。その内実は故・外岡秀俊さんの発案でまとめられた好著『新聞と戦争』に取り上げられましたが、そこでは「いかに報じたか」が中心となっており、「いかに取材したか」の検証が十分に掘り下げられたとはいえませんでした。
集広舎からの依頼があり、ジャーナリズム研究の立場から、原資料をもとに当時の本社の支援態勢、記者動員の報道、戦地犠牲者への対応、軍部との協力関係の構築などを調べて書いていたら、一万二千字(依頼は五千字でした笑)の長文の論考になりました。
生前の外岡さんに執筆中であることを昨年話したところ「書きあがったら読ましてほしい」とおっしゃっていただいていました。間に合わせることができず、悔いが残ります。
本体は一冊9000円!の本なのでちょっと遠慮したいが、論考は見てみたいという方がいればmessengerでご連絡ください。

新聞が伝えた通州事件 1937-1945

© 2024 Nojima Tsuyoshi