2022/07/26

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埼玉県・東松山の焼き鳥は「かしら」を食べなければ始まらない。というか、注文する前に黙っていてもかしらが2本、お通しみたいに出てくる。かしらは、鳥じゃなくて、豚のほほ肉で、東松山のソウルフード。戦後の肉不足のなかで、豚の余った場所を食べ始めたら定着しちゃった、ということらしい。炭火で焼き上げたかしらに、味噌とニンニクベースの唐辛子ダレをたっぷりと塗って食べるのが現地流。美味しくないはずがない。特にこの店の「子虎」のタレは一番にお気に入りです。朝から大学の東松山キャンパスで講義がある日、たまに前乗りして一泊する楽しみはこれである。

© 2024 Nojima Tsuyoshi