サントリー美術館でやっていた藤田美術館の精品展が今週末限りで終わってしまうというので、なんとか時間をやりくりして滑り込みで見ることができた。行ってよかったとつくづく思った。 というのも、藤田美術館のコレクションは、春… 続きを読む
根津美術館「動物礼讃」は超オススメ
2015/01/22 中華文明なんか体調があまりまだ芳しくなくてなるべく出歩きたくないのだが、行けるうちに行っておかないといけなくなってしまうのが怖いと思って、表参道にある根津美術館の特別展「動物礼讃」を見に行って来た。ほんと、見に行って良かった~~… 続きを読む
Nスペ「シリーズ故宮」の感想(特に象牙多層球問題)
2014/07/24 中華文明故宮の日本展にからんで、NHKスペシャルが故宮について二夜連続で取り上げていた。ビデオをとっていたので、この週末、ゆっくりと見ることができた。さすがNスペと思わせるところも多く、大変興味深かったが、二日目のほうで、特に象… 続きを読む
台湾の草書の達人「草聖」于右任の回顧展が池袋で
2014/04/19 中華文明先日、美術新聞社の発行人の菅原晋さんから話をうかがう機会があり、同社や台湾の代表処の主催で「于右任」という戦前戦後に活躍した台湾の書家の回顧展が、23日から28日まで、池袋の東京芸術劇場でまもなく開かれると知った。 于右… 続きを読む
故宮文物を保管したトンネルを「救出」
2014/02/20 中華文明蒋介石が台湾に故宮文物を運んだのが1949年。その後、いまの台北市郊外にある台北故宮が完成したのが1965年。その間の15年あまり、故宮の文物はどこにあったのか、あまり関心を持たれることは少ないのだが、実は、台中の霧峰と… 続きを読む
書道と書法
2014/02/08 中華文明書道と書法 昨年から日本を騒がしている芸術界最大の話題は、日本で最も権威があるとされてきた「日展」で、入選や特選に選ばれる作品が、事実上、流派ごとに分配される形で決められている、ということが、明るみになったことである。… 続きを読む
内藤湖南と秋田県・綴子①
2013/12/02 中華文明若き日の内藤湖南が一時期を過ごした秋田県・綴子を訪ねたので、二回に分けて紹介させてもらいます。 内藤湖南の故郷である秋田県鹿角市から車で30分ほど離れたところに、内藤湖南が教師として2年間を過ごした綴子という土地がありま… 続きを読む
銅鏡から理解する日本の渡来文化受容のプロセス
2013/11/05 中華文明兵庫の芦屋からほど近い山の手に、黒川古文化研究所という渋い研究所兼美術館がある。 関西で証券業などで財を成した黒川家が、京大教授で中国文化の大家であった内藤湖南などのアドバイスをもとに収集した2万点の文物をもとに設立され… 続きを読む
中華圏の「簡体字・繁体字」論争に思う
2013/09/10 中華文明中華圏の「簡体字・繁体字」論争に思う 中国では半分の人間は繁体字を読めないらしい。もう中華文明は中国大陸で死んだも同然だ」 繁体字とは、香港、台湾などで使われる伝統的な漢字のことである。一方、中国では識字率向上のために… 続きを読む
雨過天青、または、かめのぞきの空
2013/05/31 中華文明今朝、午前7時ごろ、自転車で自宅から都心に向かうときの空。雲間に見えた雨上がりの青空が、ものすごく美しかった。 こういうのを「雨過天青」というのだろう。数日前、NHKの「仕事の流儀」を見ていたら染織家の志村ふくみさんが藍… 続きを読む